日本は、今や世界有数の長寿国となっています。加齢、病気、怪我などによって、身体の機能が低下すると、歩き、立ち座り、建具や設備の操作などの日常の動作が負担に感じられたり、転倒などの思わぬ事故に遭ったりするおそれがあります。
このため、その長い人生を住み慣れた住宅で安心して楽しむには、住宅も高齢期の生活に配慮し、段差の解消、手すりの設置、出入り口や通路の幅員の拡幅などのリフォームによりバリアフリー化を進めていくことが重要になります。
また、こうしたバリアフリー化された住宅は、高齢の方だけでなく、幼児や妊婦の方など様々な方の移動に優しい住宅であるといえます。このようなことから、バリアフリーは少子・高齢化社会の生活の場における基本的な性能のひとつになってきているともいえます。介護リフォームの目的として以下の理由があります。
・被介護者が暮らしやすい家にする
介護される側がくらしやすいように手すりの設置や、玄関にスロープを付けるなどの方法があります。
・将来を見据えて住みやすい家にする
現在は両親も健康状態ですが、年々に日本人の平均年齢が上がってきていることを考慮するといずれ介護をする時がやってくる方も多いと思われます。
いざ介護が必要になった時に、住む家が介護できる環境にできていないと生活に大きな支障をきたすと思われます。その為に今から対策をされる方も最近は増えてきています。
家族の高齢化や病状の悪化などにより、介護リフォームが必要になる場合は介護保険が適用されます。介護を必要とする方の負担が少しでも小さくなるようにと、住宅改修制度が設けられ、介護リフォームへの補助金や助成制度が用意されていますのでお得にバリアフリー化することができます。介護保険制度適用のとなるバリアフリーリフォームをご紹介します。
※介護保険制度とは、平成12年4月からスタートした制度で、加入者が保険料を出し合い、介護が必要なときに認定を受けて、必要な介護サービスを利用する制度です。制度を受けるには原則1割の自己負担が必要です。
玄関、廊下、階段、トイレ、浴室、洗面所などの屋内に設置する手すりの他、出入り口から道路までの屋外手すりにも介護保険制度が適用されます。
介護リフォームで、まずは手すりから設置される方も多い傾向です。手すりが有り無しで介護者の方の安全性も大きく変わります。
引き戸レールや敷居の段差の撤去、
玄関や浴室、出入り口などの段差をスロープや踏み台、床工事などで解消できます。
車イスが利用しにくい畳床や、歩行時に滑りやすい床を、フローリングや固い床材などに変更できます。
開き戸は介護を必要とする人だと体に負荷が掛かるため開けにくいとされています。体の負荷が掛かりにくい引き戸や折れ戸、アコーディオンカーテンなどに変更してバリアフリー化にしてみるのもいいと思います。
設置の際、手首を傷めていたり、握力が低下している人でも操作しやすいドアのノブや戸車の設置も可能です。弊社担当に気軽にご相談ください。
介護がしにくい和式便器から洋式便器への交換や、便器の高さを変更する事が出来ます。
トイレのドアを引き戸に交換したり、トイレ内への手すり設置も同時に行うのがおすすめです。

工期の目安としては最短で1日~となります。弊社担当が現地を調査してお見積り契約、着工、施工という流れで行います。
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1. 現地調査
お客さまのお宅にうかがい現地調査をおこないます。
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2. お見積と打ち合わせ
お客さまのお宅の調査をもとに、お見積りを作成いたします。
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3. ご確認・ご契約
お見積りを確認し、内容に納得していただいたら、正式なご契約となります。
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4. 着工・施工
リフォームの場所、規模で工事日数は変わります。
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5. 施工完了
工事が終わりましたら仕様・仕上りを確認していただきお引渡しです。