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キッチンリフォームをする際の注意点①　
自分に合ったサイズを考えてみよう

主婦の方を中心に、現在のキッチンが気に入らないのでリフォームしたいという人は結構います。キッチンリフォームを検討しているのであれば、まず意識してほしいのは、自分の体にマッチするサイズを把握することです。特にその中でもポイントになるのが、高さと通路の幅です。

自分の家のキッチンで不満を抱く理由の中に、自分の体に高さがフィットしていないという点が挙げられます。高すぎると、特に年齢を重ねていくと作業がしにくくなってしまいます。逆に低すぎると、常に前かがみのような姿勢で調理をしなければならないので、腰などに負担がかかって、慢性的な痛みやダルさの原因となりかねません。そこで自分に合った高さを考えてみましょう。

高さをどうやって算出すればいいかですが、家族の中で最もよくキッチンに立つ人の身長を2で割って5cmプラスしたものだといわれています。
ちなみに身長160cmの方の場合、85cmが一つの目安になります。

通路の幅ですが、調理をする時には一つのところでずっと立っていることはないでしょう。調理道具を取りに行ったり、材料を取りに行くために冷蔵庫に移動したり、結構頻繁に動きます。この時、通路の幅が狭いと、作業の効率に影響します。通路の幅は、主に1人だけで料理をするのか、夫婦一緒など複数で作業するかによって理想的な広さが変わってきます。もし基本的に3人だけで調理するのであれば、90から110cmもあればスムーズに通り抜けできるでしょう。しかし2人以上が同時に利用することが多いのであれば、すれ違えるだけの幅がどうしても必要になります。そうなると、少なくても120㎝程度の幅を確保しておきたいところです。

キッチンリフォームをする際の注意点②　
収納スペースのことも意識してレイアウトを考えるべし

キッチンリフォームの場合、システムキッチンをどうするとか、IHクッキングヒーターを導入するかといったことに目が行きがちです。しかしもう一つ押さえておきたいのは、収納スペースをどうするかです。キッチンでは、意外と多くのアイテムを使用します。調理器具もそうですし、各種調味料なども多くあります。すぐに盛り付けができるように食器も近くに収納されているでしょう。このため、使い勝手の良さを向上させるためには、ある程度広めの収納スペースが必要です。もし身の回りのものが現在の収納家具などに納まりきれずに外に出しっぱなしになっているのであれば、この辺のところもキッチンのリフォームをきっかけに見直してみるといいでしょう。

収納スペースを考えるにあたって、何をどこに配置するか、大まかにシミュレーションしておくと、どこにどれだけの空間が必要になるかイメージしやすくなります。まずはよく利用するアイテムを、できるだけ自分がよく立つポジションの近くに置くように心がけましょう。また頻繁に使用するグッズは、目から腰の高さにディスプレイすると取りやすくなります。利用頻度の高いものは手の届きやすいところに、そしてあまり頻繁に使用しないものは収納スペースの奥に配置しましょう。

そして収納のことを考えるにあたって、現在置かれているものが本当に必要なものであるかを、もう一度見直しすることも大切です。実は世の中の家庭のキッチンを見てみると、別にキッチンに置かなくてもいいものをそのままにしているケースは少なくありません。そのような必要ないものを運び出しておきましょう。すると、収納が足りないと思っていても、実はそれほど広いスペースが必要なかったという場合もあります。

キッチンリフォームをする際の注意点③　
ほかのアイテムのスペースを確保することも大事

キッチンリフォームをする際には、いろいろなアイテムを配置することを意識して、そのようなものが置けるだけのスペースを確保することが大事です。例えばごみ箱のスペースをきちんと確保して、リフォームの計画を立てるといったことが挙げられます。もしごみ箱を置くスペースがないと、別のところに置くことになります。

料理を普段している人なら分かるように、キッチンでは生ごみをはじめとして、結構大量のごみが出るものです。台所以外のところに置くと、いちいちそこまで持っていかなければならなくなります。
また近年どの地域でもごみの分別が厳しくなって、細かく設定されています。このため、種類別の複数のごみ箱を設置している家庭も多いでしょう。そうなると、それだけ広めの空間を確保することが必要になります。また調理スペースのことも意識した方がいいでしょう。

実はキッチンリフォームするにあたって、この部分を見落としている方は少なくありません。理想的に仕上がったと思っていざ使ってみると、食材を切るスペースが狭くて使いにくかったという体験談もあります。通常どのように工事するか打ち合わせをする際には、図面をベースにしていろいろと話し合います。しかし、このような使い勝手の良し悪しは、図面を見ているだけではなかなかイメージできないこともあります。そこでショールームなどで実物を見て具体的にイメージし、その上で考えてみるのがおすすめです。

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